3月18日 印象西湖・中国杭州レポついに最終回
3月18日(水)
1月から続けていた中国・杭州レポですが、今日やっと最終回(笑)
本来台湾のはずだったのを急きょ杭州に変更したのは、張芸謀演出の湖面ショー「印象西湖」のすばらしさを雑誌でチェックしていたから。
つまり、杭州旅行の第1の目的であった「印象西湖」。
この感動をここに記して、杭州レポを終えたいと思います。
おつきあいいただき、ありがとうございました。今後は通常どおり、創作とそれにまつわるいろんなことをつづりたいと思います。
★・★・★・★・★
12月30日 とっぷり暮れた夜8時。
まず、湖面に設置された丸いスクリーンに簡単なプログラムが映し出される。会場はまだざわついたまま。
実はこの時、「あ、こういうスクリーン映像とかも使うんか…」とちょっとテンションダウンしたのだが、そのスクリーンが消え、静まり返って間もなく湖面に一人の俳優が現れる。歩いてくる。
この時点で一気に夢心地に持っていかれました!
真っ暗な水の上に真っ白な衣装の書生、なんて幻想的なの
すると次の瞬間、湖の岸辺がいっせいにライトアップ冬枯れの並木、そして歴史ある石橋が浮かび上がった…
胸の前で手を合わせて息を呑み、そのまま体を動かすことすらできない!ただただ目の前の光景をくいいるように見つめるのみ。
ストーリーは、ある青年と白蛇の精が西湖で出会い恋に落ちるが、引き離されて…というもの。
書生と白蛇の精のやりとりの間には、魚の乱舞や白鳥の群れが飛ぶ様子など、黒い衣装に身をつつんだ俳優さんたちが電飾の小道具を操ることにより表現。
このあたり、「闇」というものが最大限に生かされている。
夜の湖、観客からは遠く、暗くよく見えないという通常ならマイナス面だが、「ないものいかし」ともいえる演出がニクイ。
主な登場人物2人が舞台(=湖面)をはける時には、すーっと、いつの間にか闇から現れていた小船に乗って。
ハァ~~~(美しすぎてため息)
ついでにネタばれになるけど、最後のカーテンコールの時に、主役を演じた2人(何組かいる)が次々にこの小船に乗って登場し、観客の前を滑って行く。
ハァ~~~(またまたため息)
えっ、えっ、もう終わり!?ちょっと待って~~
…1時間弱、体全体がこわばるぐらいに寒かったけど、とっても贅沢な時間でした。
あっという間でしたよ。
前日は湖面が凍りつき、機材に不備があったとのことでしたが、この日は大丈夫。よかった!
風邪ひいて、熱だしても見る価値あります!
って、これは超・独断的?意見ですが、冬に行かれる方はあったかくしていけば大丈夫です。
関連サイトをチェックしてみると、「環境破壊」だとかなんとかでこのショーには批判も結構あり、公演もいつまで続くかは未定だとか。
↓印象西湖挿入歌のプロモーション(印象西湖の模様+歌手の映像)
http://www.youtube.com/watch?v=kabVp6R1Gfg&feature=related
↓印象西湖(舞台そのもの)のプロモーション
http://www.youtube.com/watch?v=oEcPJRiRaT4&feature=related
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